Tuesday, December 26, 2006

出張修理でわかること-1

三重県のケース

購入したばかりの窯が作動しないと連絡が入る。スタートさせても
温度表示がばらついて一定しないという。こちらではアメリカから輸入して
そのまま送る事はない。一台一台開けて必ずチェックして発送している。
だから不具合のあるわけがなく、おかしいと思いながらも電話での対応では
限界があるので三重県まで技術が出張する。

現場に着いてさっそく窯をチェック。コンピュータや窯の内部を全部
調べるがそれら自体には問題がない。ところが、トランスからリレーに
必要な電圧がきていない。なーんだ、と言うにはあまりにこちらの犠牲が
大きいが、電気工事店の接続ミスだ。単純なつなぎ間違いだが、
お客さんは電気工事がまちがっているなどとは考えないし、こちらも
電気工事は大丈夫でしょうか、とは聞きにくい。

というわけで買った窯が使えない状態は何としてでも避けなければ
ならないし、窯を使うのを楽しみにしていて下さる方の気持ちを考えると、
出かけない訳にはいかないが、技術の時間や交通費など大きな犠牲だ。
これは電気工事の基本ができていない極端な例だが、電気工事用の
資料を読んでもらっても、記載してある仕様になっていない工事がある。

配送設置で窯を運んでいざ接続する時に初めてあ、このケーブルは細すぎる、
というケースがままある。これでは焼成時、窯が作動してから電圧が落ち、
焼成時間を長引かせ、エレメントの劣化が早くなり、また余計時間が
かかる、という「電圧降下による悪循環」に陥ることになる。

電気工事店に直接話をして欲しい、というお客さんもおられるので
その場合は、規定のケーブルを使用して欲しいと確認することができる。
ケーブルのSVやCVの違いにかかわらず必要な事を説明できるが、配送に
伺って初めて不備がわかり電気工事店と話をする事も多い。

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